原型炉をもっと知る

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真空容器の仕組み

原型炉「JA DEMO(ジェイエイ デモ)」の真空容器は、 炉心プラズマ を生成するために真空状態に保つ巨大な容器と言えます。
巨大な容器で真空状態を保つために下図に示すように、
外側・内側の壁とリブ構造の2重壁構造 で構成される重厚な容器となっております。

もう一つ、この真空容器には重要な役割があります。
フュージョン反応の燃料のひとつである放射性元素“三重水素”を漏らさないための閉じ込める壁の役割も担っております。

全体として複雑な形状になっております。基本的にはドーナツ状の容器なのですが、上下や横に色々な付属部品がついております。
左上から時計回りに①上部ポート、②下部ポート、③排気ポート、④NBIポート、というポートという付属部品になります。

①上部ポートは、 ブランケット の出し入れをする入口になります。

②下部ポートは、 ダイバータ の出し入れをする入口になります。

③排気ポートは、真空状態にする排気ポンプにつながっております。

④NBIポートは、 加熱・電流駆動装置 であるNBIからの中性粒子ビームが通る通路です。 #