原型炉設計検討報告会 (2023年度分)
会合内容
7月31日(水)にオンライン会議として、「原型炉設計検討報告会(令和5年度分)」を開催致しました。
令和5年度に受注企業が実施した主要な設計検討の成果が報告されました。企業・大学・研究所から94名の参加者がありました。
会議では、超伝導コイル設計、ブランケット保守用搬送キャスク設計、ブランケット設計、プラズマ安定性解析コードの高度化に関する報告がありました。
超伝導コイルについては、レイヤー巻きのジョイント・導体引き出し構造の検討とPFコイル設計検討が行われました。
ブランケット保守用搬送キャスク設計については、ブランケットを出し入れするためのキャスクに位置決めをおこなう回転ブリッジの設計検討が行われました。
ブランケット設計については、筐体に働く電磁力解析とそれを考慮した筐体の支持構造の検討が行われました。
プラズマ安定性解析コードについては、軸対称プラズマと非軸対称のコイルや導体壁との電磁相互作用の連成解析を可能とする高度化が行われました。
それぞれの報告に対して、専門家の皆様から質疑応答が行われ、大変有意義な議論となりました。
